今回は、小石雄一さんの『上級の時間術』をご紹介します。
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またまたみなさんの大好きな「時間術」の登場です!
<過去の時間術くんたち>
中島孝志さん「朝4時起きの仕事術」
臼井由妃さん「1週間は金曜日から始めなさい」
本田直之さん「レバレッジ時間術」
田坂広志さん「なぜ、時間を生かせないのか」
清水克彦さん「ひねり出す時間術」
佐藤伝さん「いい明日がくる 夜の習慣」「幸運を呼びよせる 朝の習慣」
今回ご紹介する小石雄一さんは、経済産業省に勤める公務員でありながら、多数の著書を持つ作家でもあり、アフターファイブ、週末を活用してビジネスパーソンのライフスタイルを研究する「週末の達人」、講演会の講師など、たくさんの顔を持つ、スーパー公務員さんなのです。
前回の清水克彦さん「ひねり出す時間術」も4足のわらじを履くスーパーサラリーマンでしたが、今回の小石さんもすごいお方なのです。
先ずは、目次をご紹介。
1.「上質な時間」を創り出せ
2.「集中力強化」でスピードアップ
3.発送の転換で創る「超常識時間」
4.生産性の向上で「時間を圧縮」する
5.「良い人脈」は時間を刺激する
6.「上質な睡眠」で生まれる時間
7.「場所」が変わると時間も変わる
8.「隙間時間」は静かに生まれる
9.「週休二日」はもういらない
10.「精神と体の健康」は元気時間を創る
小石さんは、
「時間を活用するには長さではなく、質である。上質な時間を作り出すことがこれからの時間管理の主流になるのだ。」
「相変わらず、早起きや隙間時間活用などの時代遅れの時間管理だけでは早晩、大きな流れに飲み込まれてしまうに違いない」
と喝破されています。
本書は、Hacksのような時間術に関するノウハウについて述べたものではなく、「上質な時間」を手に入れるための「ワークスタイル」、「ライフスタイル」について書かれたものです。
従って、具体的なノウハウ・ドウハウが知りたい!という方は、他の時間術本を読まれることをおすすめします。
それでは、「上質な時間」を手に入れるための「ワークスタイル」、「ライフスタイル」とはどんなものなのか、小石流時間術を何点かピックアップしましょう。
<ポイント>
時間の量より質を向上しろ
睡眠時間を削ると時間は劣化する。
睡魔にとりつかれた「眠い時間」は使い物にならない。
「睡眠時間を削る」これって時間を稼ぐには最も手っ取り早い方法なんですよね。わたくし委員長も、平日の睡眠時間は4〜5時間程度。金曜日には結構ぐったりきちゃってますね。。。
ただ、「時間の質」も気になりますが、最も気をつけなきゃいけないのは、「健康」ですよね。
本書の著者である小石さんは、以前1日3時間睡眠が続き、体調を崩された苦い経験をお持ちのようです。
睡眠時間は削っちゃいけない。じゃどうすれば良いのか???
小石さんは、このように言い切っておられます。
<ポイント>
集中力と問題意識を持て
自分の時間を増やすコツは、集中力と問題意識を同時に高めることに尽きる。わたしの場合、集中力が高まってくると、時間が目一杯圧縮された感じがする。時間がメタリックな金属に変化するのだ。カチカチのメタリックな時間である。
「メタリックな金属」、めちゃめちゃ集中力高そうですね。
どうすれば、そんな集中力を得られるんでしょうか?
<ポイント>
過去の経験に頼る
これは、自分が昔集中できた経験に学ぶというもの。
自分はこうすれば集中力が高まるという「鍵」を持っておくことと小石さんはおっしゃっています。
因みに、小石さんの集中力向上のための小道具は、「ウーロン茶」だそうです。
<ポイント>
やらないことを決める
集中するということは、やらないことを決めるということである。
集中して何かをするには、物理的な行動をしないことはもちろん、もっと大きく影響を与える精神面の問題を解決しておくか、意図的に忘れてしまうことが重要だ。
小石さんは、「他人に振り回されるな」といいます。
特に、自分のうわさを聞いてはいけない。聞いてしまった場合は、PCをシャットダウンするかのように「無視」しなさいと述べています。
<ポイント>
締め切りのシステム
締め切りをきめ細かに設定することによって、仕事が全て小さな山に分断される。大きな山を越えるのはとても困難だが、小さな山なら少しパワーをかければクリアできそうである。
締め切りシステムには、そのように自分の頭をだます機能がある。
もちろん、時間を切ることによって、集中力を高める効果もある。
これは、トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長吉越浩一郎さんの「デッドライン仕事術」に通じるものがありますね。
確かに、”明日までにこれをやらねば大変なことになる”という時の集中力は、鬼気迫るものがありますものね。
いくつもの顔を持つ「スーパー公務員」小石雄一さんが、実際にご自身で体験されたこと、実践されていることをベースにかかれた時間術です、是非、ご一読を。
”ワクワク イキイキ 発スル 発スル”


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