今回は、塚越寛さんの『いい会社をつくりましょう。』を
ご紹介します。
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【著者プロフィール】
昭和12年長野県駒ヶ根市生まれ。
高校2年生の時に肺結核を患い、長野県立伊那北高等学校を
病気療養のため中退、その後3年間の闘病生活。
昭和33年伊那食品工業株式会社に入社。
昭和58年同社代表取締役社長に就任。
平成17年3月同社代表取締役会長に就任、現在に至る。
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【目次】
はしがき
プロローグ
第1章 目的と手段
第2章 自然体経営
第3章 開発型企業として”種まき”を
第4章 モラール経営
第5章 「かんてんぱぱガーデン」に込めたこころ
エピローグ
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【読書de課題解決】
■いい会社とはどんな会社なのか!?
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【委員長の気ままにサマリー】
本書は、1年半にもおよぶ「積読の魔術」から開放され、このように
日の目を見ることができました。
これも後輩KKB君の「伊那食品工業株式会社」といういい会社が
ありますよという情報共有からでした。
KKB君、ありがとう!
で、本書の感想は?
感動しました!
委員長は、浜口隆則さんの『戦わない経営』をバイブルにしている
のですが、塚越寛さんは、「戦わない経営」を30年近く実践して
こられたのです!!
過去の記事はこちら
「戦わない経営 その@」
「戦わない経営 そのA」
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先日、石川和幸さんの『思考のボトルネックを解除しよう!』を
ご紹介した際に、わたくし委員長が、チームを動かしていくために
必要なもの、メンバーのモチベーションを高めるために必要なもの、
チームワークを高めるための施策などを探し続けていることを
お話しましたが、この「戦わない経営」というコンセプトは、
ひとつの解であるかもしれません。
では、「元祖!戦わない経営」とはどんな経営なのか、
簡単にご説明しましょう。
<会社は誰のものか>
ここ数年来話題になったテーマですが、塚越さんは、
「会社はそこで働く社員のものだ」
と気持ちいいくらいきっぱりと断言しています。
そして、私が社長をしている間は、「上場しない」と
断言しています。
なぜなら、「企業活動は株主の利益を最重視する」という考えが
強くなりすぎているからです。
<目的と手段>
塚越さんは、
「企業の目的は、社員を幸せにすることを通じて、いい会社をつくり、
社会に貢献することです。
社員が幸福になりモラルが高まれば、治安が良くなり、社会全体の
レベルが上がります。
この原点に沿った経営を積み重ねていけば、急成長はできませんが、
安定成長と企業の永続という、すばらしい宝物が手に入ります。
従業員を幸せにするという会社の目的を忘れてしまうと、目先の
数字、目先の利益を優先する経営になり、幸せは二の次、三の次
となってしまうのです。
それでは、いくら努力をしても、宝物を手にすることはできない
でしょう。」
とおっしゃっています。
普通会社が追い求める「利益や成長」を「手段でしかない」と、
塚越さんは言い切っています。
<末広がりの八の字経営>
ここで「すごい」と感じたのは、「成長は必ずしも善ではない」
という考え方です。
みなさん、何故「成長は必ずしも善ではない」のかわかりますか?
塚越さんはこのようにおっしゃっています。
「急成長には、そのあと必ず急激な落ち込みが伴います。
このことは、多くの事例が示しています。
歴史が教えているにもかかわらず、急で無理な成長の結末として、
社員や仕入先、納入先を路頭に迷わせ、工場閉鎖などによって
地域社会に迷惑をかけている経営者があとをたちません。
末広がりの成長をつづけて永続するためには、急成長はマイナス
なのです。成長は必ずしも善ではありません。」
このような塚越さんの経営哲学のベースになっているのが、
二宮尊徳先生の言葉なのです。
遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。
近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。
本書を読んでいて、ハッとさせられたことがあります。
それは、現在勤めている会社が、かなり塚越さんの経営思想に近い
という事実です。
客観的に見れば、自分は、何て恵まれた環境にいるんだろう
ということに気づかされたのです。
そんな恵まれた環境に感謝するどころか、ここが不満だ、ここが
足りないと、自分自身の満たされない想いを、お前は会社のせい
にしているだけではないのかと気づかせていただいたのです。
いい会社ってこういう会社だよという示唆をいただいたとともに、
自分のいる環境に感謝する気持ちにも気づかせていただきました。
塚越寛さん、
良書との出会い、ありがとうございました。
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【本書を読んでほしい方】
■全ての経営者
■起業を志す方
■就職活動中の学生さん
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【本書の実践】
■自分にとっての幸せの意味を考える
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【委員長's キャッチフレーズ】
”ワクワク イキイキ 発スル 発スル”
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本書の存在は知らなかったのですが、著者が
『伊那食品工業』の社長ということでピンときました!
『伊那食品工業』といえば、ウチのブログでも
「絶対に外せない1冊」として紹介した
『日本でいちばん大切にしたい会社』で紹介されていた会社です。
本書もまた良さそうですね!
本書、おススメですよ。
『日本でいちばん大切にしたい会社』、これも積読の魔術にはまりかけています。。。
ノブさんも絶賛されていますし、早いとこ魔術を解いてあげようと思います!